ナカミチのCR-50です。
バイアス調整が効かないということです。
315Hz、6300Hz、10000Hz、16000Hzの信号を入力して録音を行い、再生モニターします。
まずは、LCHです。ツマミがセンターの状態です。16000Hzの高域がやや減衰しています。
左いっぱいに回しました。ハイ上がりになりました。
右いっぱいに回しました。ハイ下がりになりました。ここまでは正常です。
しかし、RCHはツマミを回しても変化がありません。VOLの故障です。
カバーとフロントパネルを取り外し、操作ユニットを取り出します。
上部の基板を取り外すと、BIASVOLが現れます。
以前、同じ故障を修理したZX-5と同タイプのVOLが使用されていました。センタークリック有りのものは入手できませんが、代替品との交換を行います。
元通り組み付けて動作確認を行います。
以上修理完了です。