1年ほど前に当店で修理したD-9ですが、症状が再発したため再入院となりました。
前回は音揺れ修理しました。原因は、キャプスタンを支えるスリーブの問題でした。
オーナー様のお話ではスリーブが奥に移動しているということでした。
確かにそのとおりです。スリーブは本来圧入によるものですが、製造時の加工精度などの影響で緩みやすくなっているため、接着固定するしかありませんので、今回は接着剤の種類を変更します。
もう一点、右側のリール先端が前方にせり出してくるということです。
カバーを開けます。
メカを取り出します。
モータープレートとフライホイールを取り外し、スリーブを取り出します。
取り外したスリーブです。アルコールで洗浄します。
今回は弾性のある接着剤を用いで固定します。
せり出してくるリール先端部のワッシャーを交換します。
少し長めの動作テストを行い、修理完了です。