今回は、愛機SL-PS700の修理です。
このCDプレイヤーは、修理が完了したデッキの録音点検用に使用している機器ですが、最近になって不具合が発生するようになりました。
トレイを開いてもすぐに閉まってしまいます。開いた一瞬のスキを狙ってCDをセットしようとすると、トレイとフロントパネルとの間にCDが挟まれてしまいます。
カバーを開けます。発売当時39800円の機器ですので中身はスカスカですが、有名オーディオ評論家からかなり良好な評価を得ていたという名機です。
トレイを開くと、ローディング用のモーターとプーリーが現れます。実は、少し前に、ここのベルト劣化が原因だろうと思い交換したものの、すぐに症状が再発したため、今回の修理に至りました。
リッドとフロントパネルを外します。
メカを取り出しました。
先ほどのプーリーのすぐ横に、リミットスイッチがあります。このスイッチが開閉を検知してモーターのONOFF動作をコントロールしていますので、ここの接触不良が原因で、トレイが開いたことを検知できていないと思われます。
支障となるパーツを分解していきます。決して余計な所には触らないことが肝要です。
スイッチを取り出して、隙間から接点復活剤を処置します。
元通り組み立てて動作確認を行います。無事治りました。
以上修理完了です。