ビクター製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、TD-V711です。
20年ぶりの使用で故障が発覚したということです。
再生を開始しても右側リールが回転しないため、テープが引き出されてしまいます。
早送り巻き戻しは可能ですが、動きが重くなっています。
左右リールを比較すると、右側の黄色い部分が前方にせり出していることがわかります。
カバー、底板を取り外してメカを取り出します。
右側の黄色いリールが飛び出しています。
取り外します。
このリールには、トルクを安定させるためのクラッチを押さえるスプリングが内蔵されています。
はめ込み部が割れたため、スプリングの力で抜けてしまったというのが故障の原因です。ビクターのTDシリーズのメカはほぼ共通ですが、この不具合は、何故かこの機種に多発します。
弾性のある接着剤で固定します。
一晩待って元に戻します。
アイドラーやピンチローラーを清掃します。
背面のモーター基板を取り外します。
ビクターのベルトは表面が劣化してスリップしますので新品交換します。
基板面の電解コンデンサーを交換します。
本体に戻して動作確認を行います。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度が適正であることを確認します。
再生ヘッドのアジマス調整を行います。
録音ヘッドのアジマス調整を行います。
録再バランス調整を行います。
複数のテープで録再状況を確認し、修理完了です。
































