今年の4月に当店で修理したCD1.5です。
今回は別の故障で再入院となりました。
再生を開始すると、テープの終盤に差し掛かったあたりで停止してしまいます。
その時のカセットの状態です。テープが引き出されているということは、テイクアップ側のリール回転が停止したため、オートシャットオフが働いたことを意味します。このメカを搭載している機器でこの症状は、ほぼ100%リールモーターの故障です。
カバーを開けます。指差ししているのがリールモーターですが、そう簡単には脱着できません。
メカを降ろして化粧パネルを取り外します。
左右リールとアイドラーギヤを取り外します。
背面の基板やモータープレート、フライホイールを取り外し、
リールモーターユニットを取り出します。モーター故障は、内部接点の接触不良により、リールの回転数が低速になったときに停止してしまうというものですので、まずは、接点のメンテナンスを試みます。
ブラシを傷めないように慎重に分解します。
接点が酸化して黒くなっています。
リューターで研磨します。
モーターを組み付けて慣らし運転を行います。経験上、無負荷状態で、5Vのときに0.011A~0.013A程度の電流が流れていればOKです。接触が悪いとそれ以上の値を示しますので再研磨を行います。それでダメなら代替モーターとの交換を行います。
分解したときに気なったのが、指先にあるはずの部品が無かったことです。白色のプラスチックパーツは、リールのブレーキ関連のものですが、本来は、それがスムーズに動くためのスペーサーとして、小さな六角ナットがあるはずですが、ありません。分解されたような形跡はありませんでしたので、元々でしょうか?それが無いと、ブレーキの動作にガタツキが発生します。
普通のナットを薄く(1.9mm程度)削って代用します。
これでブレーキがスムーズに動くことができます。
元通りに組み立てて動作確認を行います。最低でも1~2日ほど症状が再発しないことを確認し、修理完了となります。今回は以上です。
























