今回の記事をご覧になって、おや?と思った方は多いかと思います。
なぜなら、当店のブログでは、ほぼ登場しないコンパクト型カセットデッキだからです。
トレイが開きません。ベルトの劣化が原因と思われます。
カバーを開けます。
硬化変形していたローディングベルトを交換します。
これで開閉はOKです。
しかし、ここからがいばらの道でした。再生できません。ヘッドは上がりますが、リールが回転しません。
早速メカを降ろします。
裏返します。一瞬にして怪しい箇所が見つかりました。ギヤが外れています。
さらには、奥からスプリングが出てきました。
機体の内部からは、なにやら留め具のようなものも転がっていました。
脱落していたパーツは、再生用のアイドラーです。おそらく右写真のような組み合わせになっていたと考えられます。しかし、クラッチを押さえるためのスプリングがあまりにも強力だったため、抑えの留め具が破損したことが原因です。
破損個所は接着しかありません。接着が乾くまでしばらくの間、待ちます。
取り付けましたが、やはりバネが強すぎて接着が耐えられませんでしたので、手持ちのバネと交換します。
滑り気味のベルトを交換します。
再度動作確認を行います。しかし、「カタカタカタ・・・・」と異音がします。テープを確認すると、本体のリールは回転しているのにテープのハブが回っていません。
この状況は、他の機器で経験済みです。リールの先端部は、スプリングで少し上下に動くようになっています。しかし、差し込み部にひびが入って広がったため、押し込まれたまま戻らなくなっていました。
脱着して修正します。差し込み部はひびが入って広がっていますので、本体側には接着固定します。
指で押し下げても元に戻るようになりました。
これでようやくテープ走行作するようになりましたが、
押したボタンとは異なる動作になることがあります。スイッチの接触不良です。
フロントパネルを取り外し、基板を取り出します。
スイッチを交換します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度の調整を行います。
ヘッドアジマスの調整を行います。フォワードと、
リバースです。
録音状態にします。
録再バランスを確認します。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し、修理完了です。















































