A&DのGX-Z9100です。
1年半ほど前に当店で整備した機器です。
再生を開始すると、走行が始まりますが、「キーーーーー」という金属が擦れるような音が鳴り、2秒ほどで停止してしまいます。なお、その間に音は出ません。
カバーを開けます。
異音の発信源は、ここのベルトがスリップしていたためでした。少し伸びが見られます。
メカを降ろしてベルトを交換します。今回は耐候性・耐寒性のあるEPDM製のゴムベルトです。
特に問題は無いように見えますが、新品時と比べると少し柔らかくなったように感じます。
本体に組み込んで動作確認を行います。
消磁します。
速度が適正であることを確認します。
ヘッドアジマスの点検を行います。
バイアスキャリブレーション後に録再バランス調整を行います。
録音状況を確認し、修理完了です。