タスカムのオートリバースデッキ、112Rです。
数年前に当店のネットショップで販売した機器ですが故障してしまいました。
動作不可の状態です。最初はボタンに反応がありましたが、その後は無反応になってしまいました。
カバーを開けます。最も疑わしいのは、カムモーターユニットのベルト劣化ですので、交換します。これはメカを降ろさずに作業できます。
早送り巻き戻しは可能になりましたが、再生はヘッドが上がりそうになって一旦下がり、再度上がりそうになって最終的には下がったままになって、走行不可です。この機種の仕様かどうかわかりませんが、この状態になってしまうと、一度電源を切らないと操作をまったく受け付けません。
メカを降ろして点検を行います。
次に考えられるのは、ロータリーエンコーダーの接触不良です、しかし、接点を清掃しましたが、状況に変わりはありませんでした。
再生ボタンを押した時に、カムモーターユニットのプーリーを指で回転をアシストすると、正常に動作することがわかりました。決してベルトがスリップしている訳でもなく、メカが固着して重くなっている訳でもないのに、なぜプーリーが回り切らないのでしょうか?
最後の可能性に賭けます。プーリーを回転させるモーターを交換してみます。
無事、正常に動作するようになりました。モーターが劣化しトルク低下していたようです。
折角ですので、オートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。
速度調整は、フロントの化粧パネルを取り外して、写真の位置にある半固定抵抗を回して行います。
バランスや録音状況を確認し、修理完了です。

















