写真は、いわゆる「ミュージックテープ」です。現在でも愛好家が数多くいらっしゃいます。
ところが、この仕事をしていると、ミュージックテープが原因で発生するトラブルを経験することは少なくありません。では、どのようなトラブルが発生するのでしょうか?
一つ目は、「再生途中に停止する、または音揺れが発生する」というものです。テープ表面が劣化して、ヘッドとの摩擦抵抗が大きくなって発生します。ちょうどサランラップが食器に張り付くようなイメージです。場合によっては「キー」というテープの鳴きが発生します。
二つ目は、ヘッドやキャプスタン、ピンチローラーの汚れです。ミュージックテープは、劣化による磁性体の剥離が進行しやすい傾向にあります。
三つ目は、再生時に「コトコト・・・」という異音が発生することがあります。
以上、大きく3点になります。保管されている環境にも左右されるとは思いますが、おそらく使用されているテープの品質が大きく影響していると考えられます。そのため、ミュージックテープ以外でも同様の症状が発生することもあります。
せっかく機器をお送りいただいても、送料が無駄になりますので、「再生の調子が悪い=デッキの故障」と思い込まずに、まずは、他のテープを使用してから、修理が必要か否かをご判断ください。

