A&D製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、GX-Z6300EVの修理依頼をいただきました。
30年ほど保管状態にあったという機器です。
再生不可、早送り巻き戻し可です。
なお、電動トレイが不調で、途中まで開いてすぐに閉まってしまいます。そのため、途中で手でアシストして開いてやらないとテープを出し入れできません。
カバーとフロントパネルを取り外し、メカを取り出します。
電動トレイのカムギヤを脱着してグリスアップします。
メカを観察します。バックテンション用のベルトがありません。
加水分解で溶けて周辺に絡みついていましたので、清掃して新しいベルトを取り付けます。
背面のモータープレートを取り外します。
キャプスタンベルトも溶けていました。
綺麗にふき取って新しいベルトを取り付けます。
本体に戻して動作確認を行います。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
キャリブレーション後に録再バランス調整を行います。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し修理完了です。


























