テクニクスのRS-M88です。
10年ほど前に入手され、再生専用機としてお使いになっていたという機器です。
再生や早送りのボタンを押すと、リールが一瞬ピクリとしますが、回転し続けることができません。
カバーを開けてメカを覗き込みます。アイドラーがスリップしていることが確認できましたが、メカを降ろすのは見るからに厄介です。
うまくカセットホルダーを分解することができましたので、アイドラーを取り外します。
使用されていたのはOリングです。接地面積の関係から、一般的には丸ゴムはアイドラーには使用されませんが、おそらく、元々が特殊な形状のゴムリングだったため、やむを得ずの処置だったと推測されます。
A&Dのアイドラーを流用し加工して組み付け、角ゴムのリングを取り付けます。
再生や早送り状況を確認します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度が許容範囲内にあることを確認します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
録再バランス調整を行います。この機種はテープポジションごとに行う必要があります。
録再状況を確認し、修理完了です。















