これまで何度か当店をご利用になった方から、新たなご依頼をいただきました。
SONY製2ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、TC-FX6Cです。最近入手されたということです。
お約束のロケットオープン状態ではありますが、ひととおり動作します。
スライドVOLの動きが非常に重くなっています。
カバーを開けてメカを取り出しました。
カセットホルダーと化粧パネルを取り外します。
化粧パネル裏側のプリズム表面を磨きます。ここの必要性については過去記事をご覧ください。
ロケットオープンの原因になったダンパーゴムを交換します。
左右リールを分解しグリスアップします。
劣化によりくすんだプラスチック製のリール先端部にシリコンオイルを処置します。
センサーの受光部を清掃します。
ピンチローラーを交換します。
背面を分解します。
ヘッドを持ち上げるレバーの支点部に注油します。
新しいベルトを掛けて組み付けます。
本体に組み込んで動作確認を行います。
フロントの化粧パネルを外し、スライドVOLに接点復活剤を処置します。
ジャック部を研磨します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
ヘッドアジマスと録再バランスの調整を行います。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認します。
ところが、突然、左CHから「ブッブッブッ・・・」という発振のようなノイズが出力されました。一旦停止して再度録音を開始すると正常に戻りますが、不定期に症状が再発します。
メイン基板を突つくとノイズが変化します。録音回路と再生回路を切り替えるリレーがある場所です。
底板を取り外しました。ヘッドのケーブルが接続されている箇所がリレーになります。
取り外して接点を磨きます。
不具合は解消されました。これで修理完了です。

































