近郊にお住まいの方からのご依頼です。
Aurexの3ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、PC-X88ADです。
動作はしますが、メーターランプが点灯しません。この機種は、左右メーターのランプは直列接続ですので、どちらか片方が切れると両方とも点灯しなくなります。
また、カウンターが動作しません。
カバーを開けます。
メーター背面の基板を取り外します。交流の12Vです。
切れていたのは左CHです。あまり見たことの無い大型の電球でしたが、とりあえず手持ちの標準的なランプ(写真右は奥側)と交換しました。しかし、残念ながら、ご覧のとおり右CHのものと比べ、かなり光量が不足しています。
ということで、LED化しますが、電圧や設置スペースに合わせ、加工が必要になります。今回は、一か所あたり2ケの電球色LEDを使用して交流仕様に接続し、光を拡散させるためにストローを短く切ったものを使用します。
電圧調整のための抵抗と組み合わせ、左右とも電球と置換します。なかなかいい感じになりました。しかし、今度はメーター間の「adres」ランプが点灯しなくなりました。
こういったことはよくあることですが、ちょうど寿命で断線寸前だったようで、作業中の振動によりとどめを刺したようです。ここは一般的な12Vの豆球でしたので交換します。ちなみに、青色の上下の黄色と赤色のランプは標準でLED仕様です。
今回交換した電球です。
カウンターが動かないのは、ベルトが切れたためです。メカを降ろすと費用が嵩みますので、狭い隙間から新しいベルトを取り付けます。
今回は、メーターランプとカウンターの修理に併せ、全体的なOHのご依頼もありましたが、数年前にOHされたということですので、ピンチローラーやキャプスタンベルトは健常です。
また、リール回転システムもギヤ式ですので基本的にはメンテナンスフリーです。ということで、現状では要らぬ費用を掛ける必要はありませんので、今回は、速度とアジマスとバランス調整のみ行う旨オーナー様にご連絡します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
再生バランス調整を行います。
録再状況を確認し、修理完了です。































