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T-818

PIONEER T-818

投稿日:2025年12月12日 更新日:

パイオニア社製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、T-818の修理依頼をいただきました。

モーター音が高回転している音が聞こえます。

イジェクトボタンを押すと、モーター音が鳴りますが動作しません。

カバーを開けます。

メカ内部のプーリーを指で回してトレイを開き、テープを取り出してリッドを取り外します。

メカはフロントパネルに固定されていますので、化粧パネルや支障となる部品を取り外してビスを緩めます。

シールドを取り外し、ヘッドのコネクタを引き抜きます。

背面のケーブル群が邪魔になりますが、なんとかメカを取り出すことができました。

トレイをロックするプレートを取り外します。このメカは「T」で始まる型番のデッキ共通ですが、このプレートは、私が知る限りT-818にのみ装備されているようです。

モータープレートを取り外します。

ベルトが加水分解で一旦溶け、その後乾燥し始めた途中という感じです。アルコールで除去清掃します。

新しいベルトを掛けます。

コントロールモーターユニットを分解します。ベルトが先ほどと同様の状態です。

オレンジクリーナーで清掃し、新しいベルトを掛けて組み付けます。

カセットを押さえる部品でしょうか?経年劣化で折れて内部に転がっていました。

本来はここに取り付けられているべきものです。部品は入手できませんし、補修も不可能な状況ですので、後ほどこれが無い状態で不具合が起こるか確認します。

化粧パネルを取り外します。

支障となるパーツを分解し、アイドラーにアクセスします。

ゴムリングを交換します。

本体に戻して動作確認を行います。しかし、時折メーターが振り切って無音になります。

電源基板に触れると症状が変化します。基板を固定しているビスが緩んでいましたので、増し締めを行ったところ不具合は解消されました。アース不良だったようです。

懸念していたカセットの収まりですが、ガタつきは発生しませんので問題ありません。

315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。

ヘッドアジマスの調整を行います。

録再バランス調整を行います。

録音状況を確認し、修理完了です。

 

-T-818
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