AKAI製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、GX-93です。
約7年前に当店で整備して販売した機器ですが、何点か不調になったということです。7年経過してどのような状態になっているのか非常に興味深いところです。
再生も含め、テープ走行は可能です。
モニタースイッチは、強く押さなければ切り替わりません。スイッチの接触不良のようです。
ドルビー切替スイッチもやや接触不良気味です。左右バランスにも狂いがあるということでしたが、これも接触の問題と思われます。これは内部から接点復活剤を処置します。
カバーとフロントパネルを取り外します。
モニター切替スイッチを交換します。
作動状況を確認します。
メカを引き上げて分解を進めます。
カセットホルダー内蔵のスプリングに変形は見られません。
ヘッド周りの動きはスムーズです。当店は不揮発性のシリコングリスを使用していますので、それが功を奏したようです。
硬化気味のピンチローラーを交換します。
リールとアイドラーを取り外します。
ゴムリングを交換します。
ゴムリングが接する箇所を清掃します。
背面のモーター基板を取り外します。
フライホイールにゴムカスが付着していますので、ザラザラ感が無くなるまで研磨します。
カムモーターのベルトを交換します。
オートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。
新しいベルトを掛けて組み立てます。
本体に戻して動作確認を行います。
モノラルの信号をINPUTしています。入力バランスに問題はありません。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度が適正であることを確認します。
ヘッドアジマスと録再バランスの調整を行います。
録音状況を確認し、修理完了です。





























