TEACの3ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、C-3です。
10年ほど前から故障しているということです。
操作ボタンに反応はありますが、動作しません。また、後ほど気がつきましたが、電源をONした後、再生ボタンにメカが反応するまでに30~40秒要します。ただし、早送りと巻き戻しに関しては正常です。
カバーを開けて、まずはメカの整備を行います。
キャプスタンモータープレートを取り外します。
このメカは、フライホイールの回転を動力としてリールを回転させていますが、ベルトが伸びています。
キャプスタンベルトは加水分解で溶け切れています。いずれも新品交換します。
カウンターベルトも交換します。
アイドラーを脱着してゴムリングを交換します。
硬化しているピンチローラーを交換します。
ひとまず動作するようになりましたので、つづいて電源ON後の不具合を修理します。
動作するまでに時間を要するということは、電解コンデンサーの容量抜けが考えられますので、コントロール基板や電源基板の電解コンデンサーを交換しましたが、一向に改善が見られません。ということは、他の回路が悪さをしているということになります。
これはオーディオ回路の一部です。コントロール基板からPOWER MUTE回路を辿ります。
そこには、怪しげな電解コンデンサーが4ケありますので交換を試みます。
不具合は解消されました。C134(220μF/10V)が故障していたようです。ここにたどり着くまでに半日以上要しましたが、今後、同様の故障の修理の際に今回の経験が役に立つのは間違いありません。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
ノーマルポジションとクロムポジションでの録再バランスを調整します。ただし、メタルポジションは調整できない仕様となっています。
録再状況を確認し、修理完了です。
























