タイトルのカセットデッキをご存知の方はほぼいらっしゃらないと思います。
ラックマウントタイプの業務用デッキMU-D100です。海外ではSRP-CT1という名称です。
1990年頃の製品ということですが、操作系は至ってシンプルです。「HOURS METER」というものが装備されていて、メンテナンスの必要な時期がわかるように通電(稼働?)時間が表示されます。
不具合の状況ですが、テープをセットすると「キュイーン」という聞きなれない音が発生します。キャプスタンモーターが高速回転してるようです。
カバーを開けました。民生用で言うと中級機あたりの造りですが、このデッキの特色はメカにあります。
メカを取り出しました。オーソドックスな2ヘッドシングルキャプスタンです。
背面の基板を取り外すとマグネットが現れます。これは、左右リールが独立したモーターで駆動される2DDリールメカです。オープンリールデッキでは珍しくはありませんが、カセットデッキではTC-K666のほか、PIONEERのCT-980などに採用されている希少なメカです。
キャプスタンモーターにアクセスするためには、先ほどのモーターマグネットの脱着が必要です。左右リールは六角レンチで固定されています。
左右リールのマグネット部の裏側はセンサーで検知するために黒銀の縞々模様です。
これでようやくキャプスタンモーターの基板にたどり着くことができました。
モーター基板には実装型電解コンデンサーが使用されていますが、液漏れにより端子が汚れていましたので交換します。
無事復活しました。今回は以上です。



















