TEAC製3ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、Z-5000の修理依頼をいただきました。
10年ほど使用していなかったということです。
ナカミチのZX-9やドラゴンと同様、テープポジション別、LR別に詳細なキャリブレーションが可能です。
操作ボタンに反応は見られますが、動作はしません。
カバーを開けました。中身が詰まっていますが、メカを降ろさずに作業ができそうです。
コントロールモーターユニットのベルトが伸びきっていましたので交換します。
テープ走行が可能になりましたが、すぐに停止してしまいます。
指差ししているのは、カセットの窓の照明兼、回転センサーの光源のランプです。ここのランプが切れると回転センサーが働かないため、走行停止してしまいます。しかし、ランプ切れはしていませんでしたので、光量が不足している可能性があります。
点検を進めると、なぜか、ランプの配線に抵抗が取り付けられていましたので撤去します。通常、メーカーではこういった処置はされませんので、おそらくですが、十数年前に修理された際に、ランプ切れを予防するために電流値を下げようとして処置されたものと思われます。これで不具合は解消されましたが、今度は新たな不具合が確認されました。再生中に「キュッキュッ・・・」という異音が発生します。
発生元は、アイドラーゴムです。劣化してスリップしていたようですので交換します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
テープポジション別に録再バランス調整を行います。
録音状況を確認し、修理完了です。

















