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T-1100S

PIONEER T-1100S

投稿日:2026年6月16日 更新日:

パイオニア製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、T-1100Sの修理依頼をいただきました。

電源が入らなくなったということです。また、以前からトレイ開閉に不具合が見られたということです。

ディスプレイの不具合ではなく、電源の問題のようです。

カバーを開けました。

下側のヒューズが切れていました。ヒューズが切れる原因としては、ヒューズ自体の劣化の場合もありますので、とりあえず交換を行いました。一瞬電源が入りディスプレイが点灯しましたが、すぐに切れてしまいました。ということは、回路に過大な電流が流れているということになります。

今度は上側のヒューズが切れていました。

メカをのぞき込むと、キャプスタンベルトが伸びて、モータープーリーに絡みついていました。そのため、モーターが回転できずに過大電流が流れてしまったようです。ベルトの絡みつきを解除します。

ヒューズを交換し、無事電源が入るようになりました。

メカを降ろして、背面のモータープレートを取り外します。

キャプスタンベルトは2本とも加水分解が進行して伸びていました。新しいベルトを取り付けます。

続いてコントロールモーターユニットのベルトを交換します。トレイ開閉に難があったというのは、ここが原因です。

分解してベルト交換を行います。

化粧パネルを取り外します。

リール周りを分解し、硬化しているアイドラーゴムを交換します。

仮接続して動作確認を行いましたが、再生が調整では対応できないほど速回し状態です。

キャプスタンモーターが故障していますので、同規格の代替品と交換します。

今度は大丈夫です。

315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。

ヘッドアジマスと録再バランス調整を行います。

オートチューニング後のバランスを確認します。

テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し、修理完了です。

 

-T-1100S
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