A&DのGX-Z9100EXです。
10年ほど前に異音が発生して以来、使用していないということです。
電源を入れると、5秒ほど「ギーー」という音が鳴ります。
鳴りやんだので、イジェクトボタンを押したところ、再度「ギーー」という音が鳴り始め、電源を切るまでそれが続きます。その間は全くほかの操作を受け付けません。
カバーを開けました。30年ほど間に中古購入されてからは修理歴は無いということでしたが、その前に一度は修理されているようです。
メカを降ろしてホルダーと化粧パネルを取り外します。
ホルダーの右側のガイドピンが折れていました。
穿孔してビスをねじ込んで代用します。
ホルダー内蔵のスプリングに変形はありません。
ピンチローラーアームが固着しています。
ヘッド周りの可動パーツを分解し、グリスアップします。
ピンチローラーを交換します。
リール周りを分解し、グリスアップするとともにゴムリングを交換します。
背面のモーター基板とフライホイールを取り外します。
異音を発していたのは、このコントロールモーターです。
モーターユニットとベルトを交換します。
オートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。
新しいベルトを掛けて組み立てます。
本体に戻して動作確認、というところでしたが動作しません。
このあたりに触れると動作します。
コネクタの取り付け部に半田割れが生じていましたので再半田します。
今度は大丈夫です。
ミラーカセットを用いてテープの走行状態を目視点検します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度が適正であることを確認します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
キャリブレーション後に録再バランス調整を行います。
録音状況を確認し、修理完了です。

































