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TC-K555ESA

SONY TC-K555ESA テープに斜めの傷

投稿日:2026年9月4日 更新日:

SONY製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、TC-K555ESAの修理依頼をいただきました。

テープに斜めの傷が入ることがあるとのことです。

このときは、ヘッド周りは特に不審な点は見つけることはできませんでしたが、後ほど問題があることが発覚しました。

手持ちのテープでは特に問題は発生しません。

ミラーカセットを用いてテープの走行状態を確認しましたが、大幅なズレ等は見られません。ただし、SONYのESモデル(ESG以降)は、わずかな調整不良があった場合でもテープを傷めるデッキであることが知られています。

カバーを開けてメカを取り出します。

ホルダーと化粧パネルを取り外します。

左側のピンチローラーです。見るからにサイズが小さいことがわかります。

しかも、アーム部分が歪んでいます。ピンチローラー交換時にハンマーか何かで強打したのでしょうか?

アームとピンチローラーを交換します。

キャプスタンモーターユニットを引き抜きます。

質の悪いベルトが取り付けられています。音揺れの原因となりますので後ほど交換します。

固定ビスも取り換えられています。

右は純正のビスです。おそらく締めすぎてネジ山を痛めたため、交換されたと考えられます。

モーターユニットを分解します。

液漏れで端子が腐食している電解コンデンサーを交換します。

新しいベルトを掛けて組み立てます。

わかりにくい写真ですが、オートセレクタ用のスイッチカバーが斜めになっています。

フロント部分を分解し、新しいベルトを仮掛けします。

ロータリーエンコーダーを分解します。

汚れた接点を研磨清掃し、スライド接点専用グリスを処置します。

オートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。曲がっていたカバーも正常な状態に戻します。

本体に戻してテープ走行状態を目視点検します。

修理前に痛めてしまったというテープも同梱いただきましたので、正常に走行することを確認します。

315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度が適正であることを確認します。

ヘッドアジマスの調整を行います。

キャリブレーション後に録再バランス調整を行います。

録音状況を確認し、修理完了です。

 

-TC-K555ESA
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