A&Dのオートリバースデッキ、GX-R75CXの修理依頼をいただきました。
最近入手されたようですが、何点か気になることがあるということです。
1点目は、再生速度です。315Hzの信号が記録されたテープを再生しました。2%弱速くなっています。
カバーとフロントパネルを取り外します。
調整します。
2点目は、録音バランスです。左右同レベルの信号を録音します。
フォワード、リバースともに、バランスに大きな差異は見られません。ただし、録音レベルは低い状態です。
調整後です。回転ヘッドを採用しているオートリバース機はフォワードとリバースでわずかな差異がありますので、原則としてフォワード方向で調整します。
参考までに、再生バランスも点検しました。特に問題はありません。フォワードリバースで波形が異なるのは、ヘッドアジマスの狂いによるものと思われますので、後ほど調整します。
3点目は、フォワードとリバースの音質の違いです。315,1000、10000、12500Hzの信号が記録されたテープを再生しましたが、差異はありません。
4点目は、再生時に裏面の音がかすかに聞こえるということでしたが、確かに大音量で聴くと、わずかにその状況は見られましたが、調整箇所が無いことや、回転ヘッドの摩耗によるガタツキなどが影響していることなどから、改善はできません。
5点目は、テープセレクター表示が不安定ということです。当店では再現されませんでしたが、接触不良気味である可能性があります。
セレクターのスイッチ接点を磨きます。
最後にヘッドアジマスの調整を行います。
今回は以上です。




















