Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

GX-Z9100EV

A&D GX-Z9100EV キャプスタン摩耗ほか

投稿日:

少し前に当店で整備したGX-Z9100EVですが、突然録音が不調になったというご連絡をいただきました。

録音ができたりできなかったり、また、キャリブレーション不良などお症状があるということです。

動作確認を行います。確かに録音できたりできなかったり、レベルが不安定だったりします。また、途中、「ブツッ」というノイズが発生することがあります。

カバーや底板を取り外し、点検を進めます。何気なくメイン基板のトランジスタに目を向けると、基板が少し変色していることに気がつきました。また、指で触れるとグラグラしています。これが犯人でしょうか?

コントロール基板を取り外し、トランジスタの端子にアクセスします。

半田割れが生じていましたので再半田します。発熱の多いパーツでは、加熱と冷却の繰り返しで、今回のようなクラックが生じることがあります。

これでノイズは無くなりましたが、相変わらず録音不良です。テープを入れ替えたりすると状況が変わりますので、もしかすると・・・

ヘッドの周りを切り取ったカセットを再生すると、左右のキャプスタン間のテープが次第に撓むことが確認できました。それでヘッドタッチが悪くなり録音不良が起きたようです。これは、テイクアップ側(右側)のキャプスタンが摩耗しているときに発生します。

パーツ入手はできませんので、企業秘密の処置を施します。

撓みは無くなり、録音不良も解消されました。しかし、一点、不思議に思うのは、前回修理完了後からひと月が経過していますが、その時は問題は見られなかったことと、お客様のところに届いた後も再生では症状は確認されなかったということです。テープのテンションの変化やカセットに内蔵されているパッドとの関係が影響したのではないかと考えていますが、真実は謎のままです。

 

 

 

-GX-Z9100EV
-,

執筆者:

関連記事

A&D GX-Z9100EV

A&Dのフラッグシップモデル、GX-Z9100EVの修理依頼をいただきました。 「テープを入れても手でアシストしないとリッドが閉まり切らない」「再生が稀にしかできない」「巻き戻し時に異音発生」 …

GX機のテープパス

これまで「テープパス」については、このブログでも何回か説明してきましたが、日本語で言うと「テープの通り道」あたりになるのでしょうか? テープとヘッドは、常に一定の位置関係になくてはならず、そのために、 …

A&D GX-Z9100EV

A&DのGX-Z9100EVの修理依頼をいただきました。 動作不良とのことです。 ピンチローラーアームが固着しています。 CD DIRECTスイッチに不具合が生じています。 コントロール基板に …

A&D GX-Z9100EV

A&Dの3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、GX-Z9100EVの修理依頼をいただきました。 修理前提でジャンク品を入手されたとのことです。 電源を入れるとトレイが開くという、GX機の …

A&D GX-Z9100EV

※約1日ぶりに停電が解消され、昨日より通常業務に復帰しました。 A&Dの最終フラッグシップ、GX-Z9100EVです。今回は大地震を挟んでの修理となりましたが、昨日ようやく完了することができま …

検索

2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(現在、電話での修理受付は行っておりません。当店へのご連絡はページ上部の「お問い合わせはこちら」をご覧ください)

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM