SONYのDATデッキ、DTC-790です。
7~8年ほど前からの不調状態ということです。
テープをセットすると、ローディングの最後の「カチ」というソレノイドの動作音が聞こえないため、CAUTION表示となります。
カバーを開けます。ヘッドの固着はありません。
メカを取り出しました。
裏返したところですが、すぐに故障の原因がわかりました。青色のソレノイドを固定しているビスが外れています。
基板とリールユニットを取り外します。
ソレノイドを元通りに復旧します。この不具合は、この機種とZE700に起こりますので、製造時の問題と思われます。
メンテナンスに移ります。
可動式のテープガイドを駆動する白黒ギヤを固定している樹脂製留め具が傷んでいますので、鋼製のEリングと置換します。
可動式のテープガイドが途中で引っ掛かります。
樹脂製のガイドレールが割れて間隔が狭まっています。
キャプスタンモーターユニットを取り外して、ガイドレールをヤスリで修正します。
引っ掛かりが無くなりました。
リールユニットにも問題が見られます。左側のブレーキパッドが剝がれています。
右側は正常です。左側は再生中は常にブレーキが掛かっている状態ですので、剥がれやすい傾向にあります。
回転パーツを脱着してグリスアップします。
リール内部のスプリングに固着が見られましたので、清掃しグリスアップします。
剥がれていたパッドを貼り直します。
ホルダーを取り外します。ピンチローラーの状態は良好でした。
指先のカートリッジ検出スイッチに接点復活剤を処置します。
ホルダーの可動部にグリスアップします。
本体に戻して動作確認を行いましたが、ノイズが混じることがあります。
RFシグナルを測定します。テープパスに狂い見られますので、
調整します。ノイズは解消されました。
モード別、入出力別の録再状況を確認します。
VOL類のガリには接点復活剤を処置します。
以上で修理完了です。






































