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オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

GX-Z7000

A&D GX-Z7000 リフレッシュメニュー

投稿日:2023年7月1日 更新日:

A&Dの3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、GX-Z7000の修理依頼をいただきました。

先日ご親族から譲り受けたということです。

トレイ開閉OKですが、「ギー」という異音が発生します。

PLAYボタンを押してもピンチローラーが上がりません。

カバーとフロントパネルを取り外し、メカを取り出します。

カセットホルダーと化粧パネルを取り外します。

ホルダーにはカセットを押さえ付けるためのスプリングが内蔵されていますが、変形してます。

スプリングを脱着して加熱整形します。

これで機能が回復しました。

ピンチローラーとヘッドを持ち上げてやると、元に戻りません。ピンチローラーアーム等の固着が原因です。

ヘッド周りのパーツを分解します。

ピンチローラーには弾力がありますおで、専用クリーナーで清掃し、再利用します。

リール周りを分解します。

硬化したアイドラーゴムを交換します。

アイドラーゴムが接する面を脱脂します。

メカ背面の基板を取り外します。

汚れたフライホイールを清掃します。

異音を発していたカムモーターユニットです。

モーターとゴムベルトを交換します。

オートセレクタ用のスイッチ接点に汚れはありませんでしたが、念のため磨きます。

新しいベルトを掛けて組み付けます。

メンテナンスを終えたメカを本体に組み込んで動作確認を行います。

ミラーカセットを用いてテープの走行状態を目視点検します。

315Hzの信号が記録されたテープを再生し速度の調整を行います。

ヘッドアジマスの調整を行います。

録再バランス調整を行います。

CDPを接続して録再状況を確認し、修理完了です。

-GX-Z7000
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