TEAC製3ヘッドカセットデッキ、V-750の修理依頼をいただきました。
テープの巻き取り不良ということです。
リールが回転しません。巻き戻しボタンを押したらなぜかトレイが開いてしまいました。
カバーを開けます。
ここのベルトがスリップしています。
メカを降ろしました。今回は全体的なメンテナンスを行います。
ピンチローラーは交換予定でしたが、現在では入手できないサイズでした。
しかし、元々状態は悪くありませんでしたので、専用クリーナーで清掃したところ、新品のようになりました。
リールを分解し、グリスアップします。
アイドラーゴムを交換します。
伸びたベルトを交換します。また、プーリーを脱着してシャフト部を清掃しグリスアップします。
モータープレートを取り外します。
キャプスタンにグリスを処置し、新しいベルトに交換します。
オートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。
メカを元に戻して動作確認を行いました。動作は良好ですが、異音が発生します。
キャプスタンモーターが唸っています。触ると振動を感じます。内部の摩耗等が原因と思われます。
再度メカを取り出しました。12V2400rpm、CCW(counter clockwise:反時計回り)のモーターです。
モータープレートを取り外し、
同規格のモーターと交換します。
この機種は電源が入るとキャプスタンモーターが回り続ける仕様ですが、静粛さは交換前とは雲泥の差です。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
TEACもナカミチと同様、ほとんどの機種がテープポジション別にRECレベルの調整が可能です。ノーマルとクロムのRECレベルがかなり低い状態でしたので調整を行います。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し、修理完了です。



































