テープメディアを使用するカセットデッキはシリコンオーディオと異なり、ユーザーにより定期的なメンテナンスが必要になります。
具体的にはヘッドとピンチローラーのクリーニング(ここでは消磁の説明は割愛します)ということになります。
そのうち、ヘッドは汚れを落とすだけになりますので、無水アルコールで十分ですが、ピンチローラーとなると、そうはいきません。
というのは、製造後20年以上経過したピンチローラーは、硬化などの劣化が進み、表面がツルツルになってスリップしやすい状態となっていて、汚れを落とすだけではなく、ゴム質自体の状態を良好に保つ必要があるからです。
この写真をご覧ください。SONYのデッキの左右ピンチローラーですが、右側は清掃前でテカりが出ています。一方、左側はメンテナンス後でテカりが解消されています。
この違いは、写真に写っているいる専用クリーナーでふき取りを行ったことによります。ピンチローラーの研磨はしていません。
ここから宣伝になりますが、この「アメリカンレコーダーテクノロジーズ ヘッドクリーナー S-721H」は、レコーディングスタジオでの使用を前提に開発されたもので、汚れの除去はもちろん、ゴムに浸透し状態を良好に維持することができます。
数年前までは大手家電販売店でも取り扱っていましたが、現在は入手が困難な状況となっております。
当店では独自のルートにより海外から直輸入し販売サイトで販売を行っていますので、少し高価にはなりますが、週に1度程度の使用で数年間は使用できると思いますので、これからもテープデッキをお使いの方にはオススメの商品です。