Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

CT-7

PIONEER CT-7 ピンチローラー交換

投稿日:

久しぶりに気が向いて、愛機CT-7でBGMをと思いテープをセットして再生ボタンを押しました。

ところが、音が揺らいでいます。具体的には、周期的に音が籠るといった具合です。この症状はテープ走行の問題で、進行方向に対して垂直方向の走行が不安定なときに起こります。

とりあえず専用クリーナーのS-721Hでピンチローラーのクリーニングを行い、正常に再生ができるようになりましたが、ピンチローラーを指で触ると非常に固くなっていることが分かりました。

ほかに再生機器がありますので、その時はそのままにしておきましたが、今日は少し早起きして時間が取れたのでメンテナンスを行うことにしました。

木製のキャビネットを開け、フロントパネルとカセットハウジングを外すとメカにアクセスすることができます。

このピンチローラーです。Eリングで固定されていますので簡単に外すことができますが、スプリングがセットされているので事前に位置等を確認しておきます。

外し方は、中心軸の穴の小さいほうから、先の尖ったものを当ててハンマーで打ち抜きます。

するとこのように分解されます。

ゴムというよりもプラスチックのように固くなっています。これでよく再生できたものだと感心しました。

A&DのGX-Z用右側ピンチローラーと外径・幅が同じですので、これを流用します。

ただし、穴径が異なります。GX-Zは2mmですが、2.6mmのドリルで穴径を拡大する必要があります。2.5mmのドリルではきつくてダメです。

うまく組み込みできました。

再生OKですが高域が出ません。なぜかヘッドアジマスが大幅に狂っていましたので調整し改善されました。

動作音質共に良好です。こういうメンテナンスは楽しいですね。

-CT-7
-,

執筆者:

関連記事

PIONEER CT-7

今日は時間に余裕ができたので、愛機の整備を行いました。 PIONEERのカセットデッキ、CT-7です。もう40年以上前の製品です。 木製のキャビネット、大型のVUメーターなどレトロ感溢れるデザインが気 …

PIONEER CT-7

以前、自作アイドラーゴムの交換を行った愛機CT-7ですが、 最近、早送りと巻き戻しが頼りなくなってきました。以前の記事は以下ご覧ください。 PIONEER CT-7 少し前に別な機種のアイドラーゴムを …

検索

2019年5月
« 4月   6月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

2024/04/26

A&D GX-Z9100

2024/04/26

SONY TC-K555ESA

2024/04/25

SONY TC-KA3ES

2024/04/25

TRIO KX-880SR

2024/04/24

SONY DTC-59ES

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(留守電専用です。トラブル防止のため、当店へのご連絡は記録が残るEメールをご利用ください)
E-mail:audiolife2017@gmail.com

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM