Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

日記

モーターの流用(MMI-6H2LWK)

投稿日:2020年9月23日 更新日:

SONYのダブルオートリバースデッキ、TC-WR990やTC-WR965Sなどに採用されているメカのキャプスタンモーターは、よく故障します。

ESシリーズのメカをオートリバース化した写真のメカになります。ESシリーズにはDDモーターが採用されていますが、

このメカには「MMI-6H2LWK」というモーターを搭載しています。端子が4本ありますので、DCサーボモーターと思われます。このモーターは、SONY以外の他メーカーのデッキにも採用されているようです。

これまでこのモーターを搭載したデッキを数多く修理してきましたが、3割程度にこのモーターの故障が見られます。

そこで問題になるのは、このモーターは極めて入手困難であるということです。以前は海外のオークションサイトで購入できたようですが、現在は、検索してもまったくヒットしません。そういった状況から、このモーター故障が発見された時は「修理不可」と判断せざるを得ませんでした。

モーター以外はまだまだ使用に耐え得るメカですので、何とかしたいと常日頃思っていたところ、今回、少し時間が取れたので、モーター流用にチャレンジしてみました。

故障したメカを分解します。代替モーターとして用意したのは、サイズや電圧が類似している「EG-530AD-2B」というDC(サーボではありません)モーターです。規格は12V2400回転です。

電圧が同じでも、おそらく回転数が異なるでしょうから、モータープーリーの径を測定しておきます。10.8mmです。まずは、代替モーターにこのプーリーを取り付けて組み付けます。取付穴の位置はピッタリです。

12Vを基板から取り出します。これでテープ走行は可能になりましたが、予想通り速度が2倍ほど早回し状態で、調整では対応できません。

(違うモーターを使用して解説用の写真を撮影しました)

径が7~8mm程度の小さめのプーリーがあれば良いのですが、そう簡単には手ごろなものは入手できません。そこで、写真のようにGX機用のリールモーターに使用されている軸部分にシリコンチューブを被せ接着しました。これで外径は8mm程度になりました。

さあ今度はどうでしょう?見事正常に再生できるようになりました。速度も安定しています。あとは耐久性が十分であるかを確認し、実用化を図りたいと思います。

-日記
-,

執筆者:

関連記事

発送直前のトラブル

少し前のことです。当店のネットショップに出品していたTC-K555ESRですが、ご購入者への発送前の最終チェックを行ったところ、 PLAYボタンを押すと、一瞬再生が始まりますが、すぐに停止してしまいま …

レトロなカセットテープ

1960年代から1970年頃までに製造されたカセットテープには、レトロ感溢れるデザインのものが数多く存在します。 これは最近入手したものです。私が中高生頃に使用していたテープのほとんどは、かなり前に廃 …

MADE IN JAPAN

先日デッキを修理していたときのことです。コアの部分が赤い電源トランスが目に止まりました。 そこには「MADE IN JAPAN」と書いたシールが貼ってありました。 このデッキはDTC-300ESですか …

お客様からの問い合わせ(接点復活剤)

Q:ブログ記事に、「VOLにガリが発生しているので、接点復活剤を処置します。」という記載があったが、部品へ悪影響は無いのか? A:本来、VOLのガリについては、部品交換が望ましいところですが、パーツ入 …

アジマス調整

アナログテープデッキで十分な性能を発揮するためには、録音時のバイアス調整のほか、ヘッドアジマス調整が非常に重要です。 しかし、ヘッドのアジマスについては、経年により僅かに狂いが見られることはありますが …

検索

2020年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(現在、電話での修理受付は行っておりません。当店へのご連絡はページ上部の「お問い合わせはこちら」をご覧ください)

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM