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CT-970

PIONEER CT-970 キャプスタンモーター基板故障

投稿日:

PIONEERの3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、CT-970の修理依頼をいただきました。

この9月に中古購入されたものの、次第に調子が悪くなり、ついには再生できなくなったということです。

テープをセットしても走行しません。

キャプスタンが回転していません。そのためテープ走行できないようです。ベルト切れかな?と思い指で回してみると、突然回転しだしました。グリス切れでも起きているのでしょうか?

カバーとフロントパネルを外し、メカを上向きにしてキャプスタンフライホイールの動きを観察します。

電源がOFFの状態でフライホイールを指で回すと軽快に回転しますので、グリス切れではありません。

しかし、電源をONにすると、不思議な現象が起きます。回転しているフライホイールを指で触ると、あるポイントで引っ掛かり、停止したまま動かなくなります。しかし、その停止したところから少し動かしてやると再度回転しだします。

以上のことから考えられるのは、モーターの故障です。

モーターのコイルはこのような配列になっています。6個のコイルに電流が流れて磁場を発生します。そして、このコイルに流れる電流方向を変化させて、S極とN極が常時逆転するようにコントロールされています。

一方、フライホイールには磁石が取り付けられていますので、先ほどのコイルに流れる電流の方向が変わることにより、磁場が変化し回転力が生じます。

それが回転しないということは、電流の変化のコントロールに異状をきたしているということです。あるポイントで引っかかりを感じるということは、6個あるコイルのいずれかのコントロールに問題があると考えられます。

メカを降ろします。

メカ背面のモーターコントロール基板を取り外しますが、コイル基板とセットで取り外す必要があります。

コイル基板の脱着に支障となる周辺パーツも取り外します。

故障していると思われるコントロール基板、コイル基板を取り外しました。

ICが故障していると思われますが、パーツ単体では入手できません。

そこで、ジャンク機を入手し、基板ごと交換します。

不具合は解消されました。

修理完了です。

-CT-970
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