ナカミチの2ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、Cassette Deck2を入手しました。
当時59800円の価格ということは、ナカミチではエントリークラスになりますが、20kHzまでカバーするという高性能機です。天板に傷や歪みがありますが、ラックに入れてしまえば気になりません。
動作確認済みということでしたが、多少の不具合は覚悟の上です。しかし、期待に反し?正常動作品でしたので、ちょっと気が抜けました。
メンテナンスを行います。ナカミチにしてはメカを簡単に取り出すことができます。
オーソドックスな2ヘッドシングルキャプスタンです。
化粧パネルを取り外します。アイドラーはギヤ式です。
トレイ開閉を検知するスイッチ接点を磨きます。
カムモーターユニットを取り出します。
接点を磨きます。
カムモーターは、トラブルの多い初期型から形式が変更になっています。信頼性が高まっているのでしょうか?
リールモーター、カムモーターに直接電圧を印加し、無負荷状態で数時間ほど空転させてリフレッシュします。
メカを本体に戻して動作確認を行います。
テープ速度の調整を行います。
ヘッドアジマスに狂いはありません。
ここで周波数特性を確認します。4種類の周波数(315~16000Hz)が録音されたテープを再生します。ほぼフラットな性能です。
テープポジション別にバランス調整を行います。
録再状況を耳で確認します。さすがナカミチという感じです。
以上、Cassette Deck2でした。近日中に当店のネットショップに出品しますので、ご興味のある方は是非ご購入下さい。