オンキョー製オートリバースデッキ、K-510Mの修理依頼をいただきました。
このタイプの機器は、回転ヘッドのギヤ割れが心配ですが、ご連絡をいただく2日前まではトレイの開閉以外は正常だったということです。
外観から、スライド式のトレイかと思うかもしれませんが、そうではありません。とりあえず開きましたので、テープをセットします。
予想に反して、この時は再生ができました。室温の関係でしょうか?ただし、再生速度がかなり遅く感じます。
いずれにしても再発は必至ですので、メンテナンスが必要です。早速、カバーを開けました。
コンパクトタイプのため、メカの取り出しは結構厄介です。
メカの側面にトレイ開閉ユニットがあります。このベルトの劣化が原因でしょうか?
ベルトを交換するために支障となるパーツを分解していきます。黒色のカムギヤも脱着しなければなりませんが、組み付け時に注意が必要です。
不具合の主な原因は、この白色のギヤの固着でした。
乾いたグリスを拭き取ってグリスアップします。ベルトも交換します。
硬化しているピンチローラーを交換します。
元通り組み立てて、動作確認を行います。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を点検します。かなり遅くなっていますので、
調整を行います。
ヘッドアジマスの調整を行います。
フロント下部のパネルを開くと、アジマス調整孔が用意されています。
フォワード方向と、
リバース方向の両方向で合わせます。
左右同レベルの信号を入力して録音を行い、それを再生してバランス調整を行います。
聴感での録再テストを行い、修理完了です。
※この機種及び同等のメカを搭載した機種の修理については、現在は取り扱いを終了しております。





























