ナカミチのCR-50です。
2年前に当店で整備した機体ですが、再生不可となったということです。その少し前には、回転ムラや高域の出力不良も感じたということです。
再生を開始しましたが、右側リールが回転しません。ただし、早送り巻き戻しは正常に動作します。
化粧パネルを取り外して動作状況を目視で確認したところ、再生時は、アイドラーギヤが写真のような状態で、右側リールと接触しません。
アイドラーとメカ本体が干渉していましたので、アイドラーを少し奥側に移動させたところ、正常に再生できるようになりました。前回整備では触れていない箇所ですが、長年の使用により、少しずつ前方に移動したようですので、念のため接着剤を処置します。
音揺れが発生したというテープをお送りいただきましたので再生します。問題は見られませんでしたので、アイドラーの不具合による巻き取りトルクが関係していた可能性があります。
周波数特性を点検します。315Hz、1000Hz、10000Hz、16000Hzの信号を録音します。左写真は音源、右はそれを録音再生モニターしたものです。まったく問題はありません。これも巻き取りトルクが影響していた可能性があります。
以上、修理及び点検は完了です。











