SONY製4ヘッドDATデッキ、DTC-2000ESです。
3年ほど前までは正常に動作していたということですが、現状は動いたり動かなかったりといった状況のようです。今回は、2000ESの故障しやすい箇所すべてをメンテナンスします。
当店の動作テストでは動作しました。
操作を行っているうちに、表示暴走が始まりました。2000ESの持病です。
今回は、この暗い照明の改善も行います。
カバーを開けました。カートリッジに触れると照明が点いたり消えたりしますので、検出スイッチの接触不良が起きています。
メカを引き上げました。
底面から分解していきます。ギヤのシャフト部にグリスアップします。
リングギヤの動きが悪くなっていますので、古いグリスを除去して注油します。
硬化変形しているベルトを交換します。
2DDリールユニットです。ブレーキの効きが十分なこと、及びパッドの剥がれが無いことを確認します。
MD基板の電解コンデンサーを交換します。挙動不審になるときは、これが原因のことがほとんどです。
カートリッジホルダーを取り外します。
純正のスポンジ製ヘッドクリーナーは、回転ドラム表面を侵すことがありますので撤去します。すでに性状が変化してボロボロになっていました。
ドラム表面の点検を行います。
ピンチローラーのグリップが十分なことを確認します。
カートリッジの検出スイッチに接点復活剤を処置します。
ローディングベルトを交換します。
ホルダーの可動部にグリスを処置します。
ここで一旦、仮接続して動作確認を行います。
フロントパネルを取り外します。
照明ユニットを取り外します。
標準でLED仕様になっていますが、当時のLEDはインジケーターに用いられることがほとんどで、照明に用いるほど輝度がありません。
高輝度タイプに交換します。
スイッチ基板を取り外します。
表示暴走は、スイッチの接触不良でマイコンがオーバーフローすることが原因ですので、スイッチすべて交換します。
最後はヘッドの信号を処理するRFアンプです。4ヘッド機ですので、録音・再生用と、録音時の再生モニター用の2ケが搭載されています。
録音・再生用です。
再生モニター用です。
動作テストを行います。
モード別、入出力別の録再状況を確認し、
修理完了です。


















































