A&D製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、GX-Z9000の修理依頼をいただきました。
2週間ほど前に不動になったということです。
操作ボタンに反応がありません。
カバーを開けます。
カムモーターのプーリーを少し指で回すと、動作するようになりました。過去にモーターのOHをされたことがあるとのことでしたので、内部接点に接触不良が起きていると思われます。
コネクタに結束バンドが取り付けられていたり、タイマースイッチのケーブルに補修痕があるなど、少し訳ありのようです。
メカを取り出すためにコントロール基板を取り外します。先ほどのコネクタにバイパスラインが設けられていましたので、結束バンドは、それを補強するため取り付けられたようです。
メカを引き上げて分解を進めます。
カセットホルダー両脇のスプリングが変形していますので、
脱着して加熱整形します。
ピンチローラーを交換します。
ヘッド周りを分解して清掃&再グリスします。ヘッドブロックを支えるスチールボール1ケが脱落紛失していましたので、手持ちのパーツで補充します。
リールとアイドラーを取り外します。
バックテンション用のパッドが脱落していましたので貼り直します。
アイドラーゴムを交換します。
ゴムリングが当たる面を清掃します。
背面のモーター基板を取り外します。
ベルトの当たり面を清掃します。
カムモーターユニット及びベルトを交換します。
オートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。
新しいベルトを掛けて組み立てます。
動作確認を行います。
ミラーカセットを用いてテープの走行状態を目視点検します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度が許容範囲内にあることを確認します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
録再バランス調整を行います。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し、修理完了です。





































