SONY製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、TC-KA7ESの修理依頼をいただきました。
希少なブラックモデルです。
ヘッドが上がらないため再生NGです。
また、ドルビーを切り替えると表示がチラチラします。
カバーを開けてメカを取り出します。
分解を進めます。
劣化しているピンチローラーを交換します。
キャプスタンモーターを分解します。
8年前にメーカーサービスで交換されたというベルトですが、低グレード機用のため伸びてしまっています。
基板面の電解コンデンサーを交換します。
新しいベルトを掛けて組み立てます。
フロント部を分解します。ここもベルトが伸びています。
プーリーを脱脂して新しいベルトを仮掛けします。
ロータリーエンコーダーを分解します。
汚れた接点を研磨清掃し、スライド接点専用グリスを処置します。
オートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。
本体に戻して動作確認を行います。
スイッチ基板を取り出して、接触不良になっているドルビー切替スイッチに接点復活剤を処置します。
ミラーカセットを用いてテープの走行状態を目視点検します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度が許容範囲内にあることを確認します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
キャリブレーション後に録再バランス調整を行います。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し、修理完了です。


































