パイオニア製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、T-858の修理依頼をいただきました。
テープが絡むようになったということです。
イジェクトは動作しましたが、自力で閉まることはできません。
手動でトレイを閉めて動作確認を行います。早送り巻き戻しはかろうじてというところですが、再生はヘッドが上がりません。
これは天板を止めている箇所ですが、プラスチック製のワッシャーが割れています。これ以上破損が拡大しないよう接着剤を処置します。
カバーを開けました。なぜかカバー取り付けビスの長さがバラバラでした。以前修理の際に紛失でもしたのでしょうか?
メカ後部の基板ですが、指差ししている箇所のコネクタにケーブルが接続されていません。ここはハウジング内の照明用電源の端子です。
確認すると、バックライトが取り付けられている化粧パネルがありませんでした(右写真は他機器のものです。)。以前修理された方が付け忘れたのでしょうか?残念ながらスペアパーツはありませんので、ここは現状のままとなります。
フロントの化粧パネルを取り外してメカを降ろします。
キャプスタンベルトが伸びています。
モータープレートを取り外し、ベルト2本を交換します。
コントロールモーターユニットを分解してベルトを交換します。
アイドラーゴムを交換しようと、よくよく見てみると、何か変です。
このパーツが変な所に取り付けられていました。右写真は整備後です。これだけいい加減なのは初めてですが、よくこれまで動作していたものだと感心しました。
アイドラーゴムを交換します。
本体に戻して動作確認を行います。少し籠り気味です。
リッドの化粧パネルが剥がれてしまいましたので、貼り直します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
ヘッドアジマスの調整を行います。結構な狂いがありましたので、これが音の籠りの原因だったようです。
フラットシステムを作動させ、録再バランス調整を行います。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し、修理完了です。






























