SONY製3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、TC-K333ESLの修理依頼をいただきました。
3か月ほど前から不調とのことです。
再生NG、早送り巻き戻しOKという定番の故障です。ただし、この時は気がつきませんでしたが、意外なトラブルも抱えていたことが後ほど判明しました。
カバーを開けてメカを取り出します。
フロントから分解します。
ピンチローラーを交換します。
キャプスタンモーターユニットを分解します。
モーター基板の電解コンデンサーの端子が曇っているのは、液漏れの影響です。
液漏れで若干基板面が傷んでいますので、確実に取り付けできるリードタイプの電解コンデンサーに置換します。
新しいベルトを掛けて組み立てます。
フロント部を分解し、劣化しているモードベルトを交換します。
ロータリーエンコーダーを分解します。
汚れた接点を研磨清掃し、スライド接点専用グリスを処置します。
オートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。
メカを本体に戻しましたが、テープポジションが表示されません。
故障かと思いましたが、コネクタが半挿しでした。なぜかというと、端子を変形させたため差し込めなかったようです。過去の修理時のミスですが、何故こんなことになったのか今となっては知る由もありません。
正常に戻りましたので動作確認を行います。
ミラーカセットを用いてテープの走行状態を目視点検します。
テープ速度が適正であることを確認します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
キャリブレーション後に録再バランスを調整しましたが、元々の状態はというと、なぜか大幅にズレて調整されていました。
録再状況を確認します。
再生レベルやメーターレベルも調整しましたが、既存テープを再生すると少しメーターの振れが弱い印象です。過去にも同様な経験をしたことはありますが、原因は不明です。
以上修理完了です。
































