本ブログ初登場のDATデッキ、パイオニア D-9601です。
外観は、同社のD-07に類似していますが、業務用に開発された機器です。ご覧のとおり、リッドが開きっぱなしです。
イジェクトボタンを押しましたが、トレイが引っ掛かって出てきません。それ以外には、「DATテープ入れても認識してくれない時がある」「DATテープ再生中にノイズが出たので、再生を止めたところ、テープに折られたような傷が入っていた」という不具合があるということです。
リッドの化粧パネルが浮いているため、フロントパネルと干渉していますので、接着補修します。
カバーを開けてメカを取り出します。メカ部分はD-07と共通ですが、基板はまったく異なります。
まずは、このロータリーエンコーダーのメンテナンスを行います。
本体から取り外し、分解します。
汚れた接点を清掃し、スライド接点専用グリスを処置します。
インストレーションユニットを取り外します。
ヘッドの信号を処理するRFユニットの電解コンデンサーを交換します。
メカを裏返したところです。
サービスマニュアルによると、テープダメージが発生するときは、バックテンショントルクを弱くする必要があります。
バネを掛ける位置を変更します。
ピンチローラーを脱着し、表面を軽く研磨して専用クリーナーで清掃します。
指先にあるのは、カートリッジ検出スイッチです。接点復活剤を処置します。
普段あまり出番の無いモーターを空転させ、内部接点のリフレッシュを図ります。
こちらも同様です。
ローディングベルトを交換します。
機器内部からリッドの裏側を見たところです。
リッドとフロントパネルが干渉し、無理な力が加わったため、ギヤの噛み合わせ部が外れてしまっていますので修正します。
スムーズに開閉するようになりました。
手持ちのテープを再生します。
ダメージを受けたテープもお送りいただきましたので、問題なく再生できることを確認します。
モード別、入出力別の録再状況を確認します。
VOLにガリが発生していますので接点復活剤を処置します
以上、修理完了です。









































