少し前のDTC-A8と同じ方からのご依頼です。
パイオニア製DATデッキ、D-07です。
イジェクトボタンを押しました。最初はリッドが開きませんでしたが、何回かトライしているうちに開きました。
テープをセットし再生ボタンを押しました。テープ走行はしているようですが、音が出ません。
これはD-07のウィークポイントです。リッドがフロントパネルと干渉し、途中で引っ掛かりを感じます。放置しておくと開閉不良の原因になったり、場合によってはリッドが外れてしまいますので処置を行います。
リッドの化粧パネルが浮いていることが原因です。
接着剤を充填し、クリップで押さえて一晩待ちます。隙間がなくなり引っ掛かりもありません。
カバーを開けてメカを取り出します。
メカ後部には、ヘッドの信号を処理するRFユニットが取り付けられていますので、基板面の電解コンデンサーを交換します。
一旦メカを元に戻して動作確認を行います。無事、音が出ました。
メカのメンテナンスに移ります。よくできたメカですが、ウィークポイントはありますので予防措置を行う必要があります。
メカを裏返してロータリーエンコーダーを分解します。
汚れた接点を研磨清掃し、スライド接点専用グリスを処置します。
インストレーションユニットを切り離します。
ピンチローラーを脱着し、表面を軽く研磨して専用クリーナーで清掃します。
指先はカートリッジ検出スイッチです。接点復活剤を処置します。
可動式のテープガイドを駆動するパワーモーターです。無負荷状態で空転させてリフレッシュを図ります。
ローディングモーターも同様です。
ローディングベルトを交換します。
動作確認を行います。
ヘッドホンVOLにガリが見られますので、背面から接点復活剤を処置します。
モード別、入出力別の録再状況を確認し、修理完了です。































