先日に引き続き、V-970Xの修理依頼をいただきました。
半年ほど前に入手されたということですが、少し前から再生できないことがあるようです。
当店での動作テストでは正常に再生されましたが、室温や湿度などが影響していると考えられますので再発は必至です。
写真では分かりにくいかもしれませんが、動作時と停止時に、左側のリール先端が上下します。何があったのでしょうか。
カバーを開けてメカを取り出します。
先ほどのリールがグラグラしています。
背面から分解していきます。コントロールモーターユニットのプーリーのシャフト部のグリスが乾いています。
分解を進めます。
指先はリールシャフトの固定ビスですが、緩んでいましたので増し締めします。
リールユニットを取り出してグリスアップします。
アイドラーゴムを交換します。
ベルトを交換します。
ロータリーエンコーダーの接点を清掃します。
プーリーのシャフト部を清掃&グリスアップし、新しいベルトを掛けて組み付けます。
元に戻して動作確認を行います。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
再生ヘッドと録音ヘッドのアジマスの調整を行います。
キャリブレーション後の録再バランスを調整します。
最後の最後でトラブルです。録音テストを行っているときに突然、「キー」という非常に甲高い音が鳴りだしました。
発生源はキャプスタンモーターです。ひとまずシャフト部に注油をして様子を見ましたが、何かの拍子に再発します。
代替モーターと交換を行います。元々付いていたのは、故障の多いSHL2Lという型番のものですが、同じ規格のEG-530AD-2Bというモーターと交換します。速度も再調整します。
以上修理完了です。





























