SONY製DATデッキ、DTC-57ESです。
昨年末に整備品をオークションで入手したものの、ひと月ほどで再生不能になったということです。また、当初から巻き戻しも弱々しい状態だったようです。
再生を開始します。ギクシャクしながらも動作が開始しましたが、すぐに停止しました。
カバーを開けます。
57ESで液漏れの問題が発生する電源部の電解コンデンサー(青色のもの)は交換済みでしたが、
漏れだした電解液は清掃されていません。このままでは周辺パーツの腐食が進むと思い拭き取ろうとしたところ、ダイオードが破損してしまいました。すでに首の皮一枚で繋がっていたという状態だったようです。
指先の抵抗は、本来はヒューズタイプですが、普通の抵抗と置換されていました。おそらく、液漏れで抵抗が破断したものの、入手できなかったための処置と思われますが、修理者自らが使用するならまだしも、オークションに出品することは法的にも問題があります。もちろん標準タイプに交換しました。
裏面も汚れていましたのでアルコール清掃し、基板の痛みがある箇所はバイパス線を設けました。
電源修理が正常に終えたことを確認します。
メカを降ろして底面から分解します。
経年劣化で脱落トラブルの起きやすい留め具はスチール製のEリングと置換します。
可動式テープガイドが引っ掛かりなく動くことを確認します。
リールユニットの回転部品を分解しグリスアップします。
左側のブレーキパッドが無くなっています。
部品交換します。
トルクが弱くなっているリールモーターを交換します。
ホルダーを取り外します。
カチカチに硬化しているピンチローラーを交換します。
カートリッジ検出スイッチに接点復活剤を処置します。
RFアンプの電解コンデンサーは交換済みのようですので、ひとまず信用します。
本体に戻して動作確認を行います。
モード別、入出力別の録再状況を確認し、修理完了です。
































