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日記

パナソニック製ミニコンポの修理

投稿日:2019年6月28日 更新日:

GX-Z7100EXの修理依頼をいただいたお客様からパナソニック製ミニコンポ(SA-CH310G)の修理依頼をいただきました。

CDのトレイが開かないということでしたので、ベルト劣化が原因であろうと予想していました。

カバー、基板、カセットデッキユニットの順に分解していきます。

トランスも取り外し、ようやくCDユニットを取り出すことができました。上面に設置されたCDを押さえるプレートを外すと、そこにCDが貼り付いています。

CDを押さえる面にクッション材としてドーナツ形状のフェルト材のようなものが貼られていますが、この表面が変質してすべすべしたCDに貼り付きやすくなっています。

最初はこの面をクリーナーで清掃し組み付けましたが、動作確認を行うと、やはりCDが貼り付いてしまいます。そこで、硬質コムシートを同じサイズに加工し貼り付けます。

今度は動作良好です。

オーナー様からはカセットデッキの不調も見てほしいとリクエストがありましたので、点検を行いました。不具合は、リバース再生可、フォワードは不可というものです。

リール周りを点検したところ、右側リールを駆動するギヤ欠けが見られました。さらに、不具合の無い側のデッキもメンテナンス後の動作テスト中に同じギヤが欠けてしまいました。ネットで検索すると、パナソニック製のラジカセやミニコンポには同じメカが採用されていて、これは定番の故障ということです。

カセットデッキについてはパーツの入手ができないということで残念ながら修理不可となりました。

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