Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

ワンポイントメモ

テープ走行不良が原因のノイズ

投稿日:2017年11月17日 更新日:

今回はSONY製DATデッキ全機種に関わる記事です。

再生不良ということでDATデッキをお預かりしました。機種はDTC-690です。先日修理したものとは違う機体ですが、ノイズが酷いとのことです。

DTC-57ESあたりの機種ではRFアンプの基板実装型電解コンデンサーの劣化が原因でノイズが発生することはありますが、DTC-690ではそういった話は聞いたことはありません。

再生してみると、確かに頻繁に「ザー」といったデジタルノイズが再生音に混じります。そこで、ヘッドからの信号を見てみると、不定期に波打ちが起きています。これはテープ走行が不安定なときに見られる状態です。

メカの状態を覗いてみると、ピンチローラーが異常に光っています。ピンチローラーというのは、キャプスタンの回転を確実にテープに伝達する役割を担っており、テープ走行において非常に重要なパーツです。

どうやらピンチローラーの表面が経年変化により硬化し、テープがスリップしていることがノイズの原因のようです。表面を軽く研磨し、専用クリーナーS-721Hでクリーニングし、ノイズは発生しなくなりました。

SONY製のDATは、同社のカセットデッキのものと比べて、ピンチローラーの硬化が進行しやすいように感じます。材質が異なるのかはわかりませんが、定期的にメンテナンスを行うことがトラブル防止のためには必要です。

-ワンポイントメモ
-,

執筆者:

関連記事

長期保管中古テープの状態(DAT)

先日、お客様からDAT中古テープをいただきました。その点検を行った際に、メーカー別に顕著な特徴(傾向)が見られましたのでお知らせします。 いただいたのは、写真に写っている52本と、クリーニングテープ2 …

DTC-ZA5ES(姉妹機)DTC-A8

今日は先日に引き続き、SONY製DATデッキの姉妹機をご紹介します。タイトルにありますように、DTC-ZA5ESとDTC-A8です。 DTC-ZA5ESは1995年発売、一方のDTC-A8も同時期に発 …

PIONEER D-07(A)のリッド貼り付きについて

PIONEERのDATデッキD-07(A)で時々起こる現象です。 トレイを開けるためにイジェクトボタンを押すと、内部で「ガコッ」と音がして、少し間をおいてからリッドが開きます。最初はベルトがスリップし …

SONY製DATの傾斜ブロック

DATデッキは、テープをセットすると、カセットハーフからテープが引き出されて回転ヘッドに接するという仕組みとなっています。ヘッドが動いてテープに接するカセットデッキとはまったく異なり、ビデオデッキに近 …

コネクター

家電製品には基板とメカなどのアッセンブリー同士の接続箇所にコネクターが多く使われています。 1970年代頃までは半田付けがメインだったようですが、組み立てや修理時の作業性を考慮した場合、圧倒的にコネク …

検索

2017年11月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(現在、電話での修理受付は行っておりません。当店へのご連絡はページ上部の「お問い合わせはこちら」をご覧ください)

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM