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XK-S9000

AIWA XK-S9000

投稿日:2024年7月24日 更新日:

AIWA製 XK-S9000です。

今年に入ってイジェクトができなくなったということです。

カバーを開けました。

メカ底面のAMTSユニットのカムギヤを指で回すとトレイが開きますので、これでリッドを外すことができます。

メカを降ろしました。

キャプスタンベルトもAMTSユニットのベルとも伸びて脱線しています。

これはメカ背面の基板ですが、配線は、カセットを挿入したことを検知するセンサーのものと、照明用などのものですが、メカを分解する際には、これらの配線を一時的に切り離す必要があります。

ところが、今回は不思議なことを発見しました。基板面には、配線を間違わないように「クロ」「ハイ」などの色指定がプリントされているのですが、配線の色がそれとはまったく異なっていたことです。私も初めての経験でしたが、何か特別な事情があったのは間違いありません。実質的な問題はありませんが、組み付け時に間違わないよう、メモを取ります。

カセットホルダーを取り外し、AMTSユニットを切り離します。

AMTSユニットを分解します。非常に複雑な構造ですので、DIYで修理される方は十分ご注意ください。

ベルトは加水分解が進行し、弾力が失われていました。

新しいベルトを掛けて元通り組み立てます。

モータープレートを取り外します。

伸びきったベルトを交換します。

メカの正面です。このメカには早送り巻き戻し用と再生専用の2ケのアイドラーがありますが、こちらは早送り巻き戻し用です。

支障となるパーツを取り外し、アイドラーゴムを交換します。元々付いていたものは硬化して割れていました。

続いて再生用のアイドラーゴムを交換します。

リールベルトも交換します。

メカを元に戻して動作確認を行います。

315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。

ヘッドアジマスの調整を行います。

バイアスキャリブレーション後に録再バランス調整を行います。

テープポジションの異なる数種類のテープで録再テストを行い、修理完了です。

 

-XK-S9000
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