Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

ワンポイントメモ

テープパス

投稿日:

「テープパス(Tape Passing)」ってご存知でしょうか?日本語に訳すと「テープの通り道」といったところでしょうか。

カセットテープは、ピンチローラー、テープガイド、消去ヘッド、録音・再生ヘッドの上を通過します。音量・音質が不安定にならないためには、それが常に一定の位置でなければなりません。

そのために、テープガイドの位置をベストの位置に合わせる必要があります。特にSONYのデッキでは、これが狂っているとテープが簡単に脱線し、大切なテープがしわくちゃになってしまいます。

ただし、使用していて勝手に狂うことはほとんどありませんが、メカの分解整備を行った際にはほぼ必ず調整が必要になります。

そのときに使用するのが「ミラーカセット」です。

写真のようにヘッドとピンチローラーの周辺がオープンになっていて、奥についている鏡でテープの走行状態が正面から確認することができるといったものです。

このテープを用いてテープがまっすぐに走行しているか目視で点検します。ただ、これも見える方向が一方向のみなので、立体的に確認することはできません。

SONYのサービスマニュアルでは、ミラーカセットが無い場合は、普通のテープを加工して使用しなさいとあります。

上図では120分テープを加工しなさいとありますが、おそらくテープが薄く一番走行が不安定になりやすいからでしょう。今回は手持ちに無かったので46分テープを使用しました。

切り取りが難しく端が乱れていますが使用上は問題ありません。

一直線に走行しているかどうかは先ほどのミラーカセットで確認し、詳細はこのテープを使用するとテープの動きがつぶさに確認できます。

これで今まで以上に安心してテープパスの調整点検ができます。

-ワンポイントメモ
-,

執筆者:

関連記事

ヘッドクリーナー S-721H

テープメディアを使用するカセットデッキはシリコンオーディオと異なり、ユーザーにより定期的なメンテナンスが必要になります。 具体的にはヘッドとピンチローラーのクリーニング(ここでは消磁の説明は割愛します …

GX機の可変抵抗器修理

以前にも記事にしましたが、AKAIのGX-93(73)、A&DのGX-Z9000(7000)のウィークポイントにVOL(可変抵抗器)の故障というものがあります。 単なる接触不良であれば、接点に …

SONY製ESデッキのピンチローラー

SONYのESG以降のカセットデッキのピンチローラーは、 この写真のように、左右違うタイプのものが使用されています。サイズはもちろんのこと、理由はわかりませんが、ローラーのコア(芯)に使用されている材 …

決して回さないでください。

カセットデッキは「メカ」と「電気回路」を組み合わせた電気製品なのは言うまでもありませんが、ほとんどの機種において、そのいずれも「調整」することが可能なように作られています。 なぜかというと、経年変化や …

SONY製カセットデッキ「222シリーズ」

SONYのカセットデッキは、1989年に発売されたESGシリーズ以降は、1993年に発売されたESJシリーズまでの間、「555」がフラッグシップモデル、「333」が高性能機、「222」が普及機という位 …

検索

2017年10月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(現在、電話での修理受付は行っておりません。当店へのご連絡はページ上部の「お問い合わせはこちら」をご覧ください)

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM