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XK-S9000

EXCELIA XK-S9000

投稿日:2024年5月11日 更新日:

AIWA製EXCELIA XK-S9000です。

トレイ開閉不可です。

ボタンに反応はあります。

カバーを開けます。キャプスタンベルトが伸びています。

AMTSのカムギヤを指で回すとトレイが開きます。

XK-009もそうですが、この機種も再生ヘッドのケーブルは基板直付けですので、一旦切り離す必要があります。

メカを降ろします。

作業をスムーズに進めるため、ケーブルの半田付け箇所をを切り離します。

メカ側面です。複雑な開閉システムを分解し、

カセットホルダーを取り外します。

AMTSユニットも切り離します。

このカムギヤには、上部一か所、下部二か所にガイドピンが組まれています。ギヤ脱着の際には組み付けに注意が必要です。

ユニットを分解しベルトを交換します。、

背面のモータープレートを取り外します。

加水分解でベルトがフニャフニャです。新しいベルトに交換します。色々なサイズを試しましたが、径73mmと75mmがベストのようです。

メカ前面です。

作業に支障となる周辺のパーツを分解し、早送り巻き戻し用のアイドラーゴムを交換します。

再生用のアイドラーゴムも交換します。

リールベルトを交換します。

元通り組み付けます。カムギヤを指で回して、

トレイが開閉することを確認します。

本体に組み付けて動作確認を行います。

315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度調整を行います。

ヘッドアジマスの調整を行います。

バイアスキャリブレーション後に録再バランス調整を行います。

テープポジションの異なる数種類のテープで録再テストを行い、修理完了です。

 

-XK-S9000
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