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GX-Z9100

A&D GX-Z9100 早送り巻き戻しが超低速・リールモーター故障

投稿日:

昨年末に当店で修理したGX-Z9100ですが、トラブルが生じたとご連絡をいただきました。

症状としては、早送りや巻き戻しが低速になったというものです。ただし、時々正常に戻るということです。

当店のテストでは症状が再現されました。初めて見る状況です。当初お話を聞いたときは、リールの回転自体の問題かと思っていましたが、ブレーキを引きずっているような感じです。

カバーを開けました。メカの背面のモーター基板には、カムモーターの動作を調整する半固定抵抗が取り付けられていますので、少し回してみると、正常な状態に戻りました。どうやら半固定抵抗に接触不良が起きて、ブレーキが掛かったままだったようです。

早速交換しました。2kΩです。なお、交換後は調整が必要です。

電源は切った状態です。カムモーターが動作しないよう、ケーブルを切り離します。

モータープーリーを指で反時計回り方向一杯に回します。(トレイが全開)

アース位置と写真の位置にテスターを接続します。

電源をONにします。

右側の半固定抵抗を回して、1.14Vに調整します。

電源を切って、今度はモータープーリーを時計回り一杯に回します。(再生状態)

左側の半固定抵抗を回し、9.19Vに調整します。

動作テストを行います。しかし、再生時に、左側のピンチローラーがキャプスタンに接しません。

理由は、少し小さめのピンチローラーに交換されていたからです。その分の調整を行います。

IPSSを作動させたときの状況も確認します。

ひととおり点検を終え、修理完了です。・・・と思ったら、再生が勝手に停止したり、再生を始めてもリールが回転しないことがあります。初めは、テープがヘッドに貼り付いたのかと思っていましたが、テープを替えても同じです。モーターに印加されている電圧も正常(再生時3V、早送り巻き戻し時10V)です。

原因は、リールモーターの故障です。内部接点に接触不良が起きているため、低速回転時に停止してしまいます。手持ちのスペア品と交換します。

少し長めの動作テストを行い、修理完了です。

 

 

-GX-Z9100
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