PIONEER製DATデッキ、D-07の修理依頼をいただきました。
電源をONにしても、写真のようにディスプレイがほぼ点灯しません。
また、リッドが開きっぱなしの状態です。
カバーを開けます。まずは、ディスプレイの不具合を修理します。
以前も同様の故障を修理しました。そのときは、この電源基板の故障でした。
ディスプレイに電源を供給しているACラインに接続されている、-31Vラインのヒューズ抵抗が絶縁していました。
電源基板を脱着してパーツを交換します。
無事復旧しました。
続いてリッド開閉の修理です。まずはメカを降ろします。ギヤの噛み合わせ部分が外れていましたので、元通り組み合わせます。
リッドが正常に開閉することを確認します。
ただし、リッドが途中で引っ掛かります。
リッドの化粧パネルが剥がれかけて、フロントパネルと干渉しているためです。
接着剤で貼り合わせ、クリップで固定し一晩待ちます。
伸びているローディングベルトも交換します。
翌日です。隙間は無くなり、引っ掛かりも無くなりました。
この時点でひとまずは正常に動作するようになりましたが、今回は、メンテナンスもご依頼いただきましたので、作業を続けます。
メカを再度降ろします。
メカ後方に搭載されているRFユニットです。ヘッドの信号を処理します。
電解コンデンサーを取り外したところ、液漏れが生じていました。
リードタイプと交換します。
続いて、メカの動作状態を検知するロータリーエンコーダーです。
分解して接点を研磨清掃し、スライド接点専用グリスを処置します。
メカ本体とインストレーションユニットを切り離します。
ピンチローラーを脱着して、表面を軽く研磨し清掃します。
カートリッジ検出スイッチに接点復活剤を処置します。
ローディングモーターを空転させて、内部接点のリフレッシュを図ります。
パワーモーターも同様です。
メカを本体に戻して動作確認を行います。
モード別、入出力別の録再状況を確認します。
ヘッドホンVOLに酷いガリが発生しています。ヘッドホンは使用されないとのことでしたが、気になりますので必要な処置を行います(無償サービス)。
外装のビスを標準タイプのものと交換します(無償サービス)。
以上、修理完了です。















































