AKAI製クイックリバースデッキ、GX-R60EXです。
30年ほど保管状態にあった機器です。動作はするものの、メカ部分から金属音が発生することがあるということです。
しかし、やや動作音は大きいという感じがしますが、当店での動作確認時では金属音は再現されませんでした。オーナー様に確認したところ、発生したりしなかったりだったようですが、テープを入れていない時も鳴っていたということですので、キャプスタンモーターのグリス切れが疑われます。
ノーマルテープをセットしたときに、「METAL」と「NORM」の両方が点灯することがあります。検出スイッチの接触不良が原因です。
カバーを開けました。修理歴は無いとお聞きしていましたが、何か記入されていました。詳細は不明です。
フロントパネルを取り外します。
スライドVOLに接点復活剤を処置します。
メカを取り出してオートセレクタ用スイッチ接点を磨きます。
異音を発していたと思われるキャプスタンモーターを取り外します。
シャフト部にグリスを処置します。
メカの向かって左側面に動作を検知するスイッチがありますので、接点をメンテします。
カセットホルダーを取り外します。
ピンチローラーが劣化しています。
同サイズの代替品と交換します。
リール周りを分解します。
アイドラーを取り出します。シャフト部に僅かにひび割れが見られます。動作不良の原因となりますので、予防措置として接着固定します。
リールモーターの防磁カバーが外れかけていまいましたので、結束バンドで固定します。
メカを本体に戻してクロムテープをセットしましたが、METAL表示になります。
スイッチの端子部を指で押し付けると正常に表示されましたので、
端子を再半田し、正常な状態に戻りました。
テープの走行状態を確認します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を合わせます。
ヘッドアジマスを調整します。フォワード方向と、
リバース方向です。
録再バランス調整を行います。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を確認し、修理完了です。









































